実際に5Dmark3に取り付けてみると、すこし遊びがあるのかガタツク。スチール用のレンズだしこんなものかな??と思っていたが、これがちょっとした問題を起こしていた。
前回かいたように、NikonのGタイプのマウントは絞りをレンズのリヤについている爪を動かすことによってコントロールしている。これはつまり、マウントアダプター側で爪を動かしている今回の場合アダプターとレンズにガタツキがあると絞りが変わってしまうということなのだ。コレは大問題である。12-24と70-200はまだフォーカスが軽いのでさほど問題ではなかったが、24-70においてはフォーカスを送ると絞りが変わってしまうのだ。そんでもって、どのレンズでも手持ちで色々やっていると絞りが動いてしまったりする。困った。あちゃーやっぱ失敗かーとかなりへこんだ。
しかしめげずに解決方法を考えていく。まず、アダプターとレンズをテープで固定してみた。これは何もしないよりは良かったものの、使っているうちにテープの強度が落ち、結局同じことになってしまった。これは、もうくっつけるしかない!ということで、キレイにはがせる接着剤を考える。そんなとき、いつもぱっと浮かぶのが「シューグー」である。スケートボード用の靴や靴底の補修材としてそこそこ有名なはず。接着剤なのかはわらないが…スケートで使う場合はグリップで削れて穴が開いたときなんかによく使っていた。そして、おもいきり剥がせばべりべりとキレイにはがれた事を思い出した。それでも材質によってはわからないので、レンズ側に色移りなんかが無いかも含めて目立たないところでテスト。色移りも、はがれやすさも問題なさそうなので、試しに一本やってみる。
まず見てくれ汚いのは嫌だし、変なとこにつかないようにマスキングします。
塗りたくります(汚いw)
乾くまで待ちます(理想24時間)このままでは汚いのでバリをキレイに切り取ってやります。
大体こんな感じ。これ、剥がれなくなったら話にならないので、一回剥がしてみました。
こんな感じでキレイにはがれます。剥がしだしはピンセットをつかって巻き取るようにやるのがおすすめ。レンズを傷つけないように、慎重に。
てことで他のレンズにも施しました。
こんな感じでなかなかキレイに仕上がりました。ガタツキも問題なさそう!コレ読んでこんなことする人がいるかわかんないですが、もしやる場合は自己責任でお願いしますm(-_-)m
コメントをお書きください
raitank (水曜日, 02 5月 2012 23:59)
うひょ〜! これはまたクラフトな人になってますねぇ(笑)。(゚Д゚;)
「シューグー」ってなんなんですか、そんな有名なものなんですか?あたしゃ生まれて初めて聞きましたが。って、まぁそれはどーでもいいですが、んで、その後は全く問題なく運用できてるん?
sizka (木曜日, 03 5月 2012 13:27)
コメントありがとうございますー!
シューグーは靴底の修理をしたりする、ゴム的なパテ的なものです(笑
こういうこと、DOFアダプター時代にはよくやってたんです。でもあんまりうまくいった試しがなかったんですが、今回はわりと仕上がりもキレイにいけました(o^∇^o)ノ
運用ですが、おもっきし大事なこと書き忘れてるので、次かこうと思いますが、見たまんまあのアダプターではF値がわからないんです。なので、メーター使って厳密にやる人や、F値をもとに他部署とコミュニケーション取るには、ちとしんどいです。そのへんの対処としては、他のEOSレンズと比較して、絞りの目打ちをしています。が、これも精度には限度があるので、むむむです。この絞り目打ちの精度をだすにもNOVOFLEXのアダプターのほうが良いですね。あと絞りを動かすにも操作範囲が小さすぎて、難易度高いです。これもなんとか解決策をさぐりたいとこで、ズームピンのようなものがつけばなーなどど考えております。
しばらくがっつり使ってくるので、それが終わったら、どうだったかまた書きます(^_^)