今年は半分くらいドラマW「片想い」をやってた。3月に準備が始まり、もろもろの仕上げが終わったのが9月くらい。
カメラマンとして、準備から仕上げまでキチンと関われるドラマはたぶんかなり珍しく、貴重な機会だった。なによりじっくりと作品に向き合えることはとても幸せでした。
2007年に映画学校を卒業して、10年。
学生時代にはドラマの撮影から色の仕上げまで自分がやるなんて想像もしてなかった。卒業するころにはcolorがFCPにバンドルされて、自分の監督としての処女作品はcolorで仕上げた。カメラはsonyのZ1Jで30pで撮ったんだったかな。当時はまだ映画学校はフィルムが中心でビデオ実習はあれどデジタルについての講義はなかった。デジタルについては自分で作品を作るなかで7割くらいはgoogle先生に教わった。あとは本と、ところどころお世話になった諸先輩方から。
DoFアダプター、5D、RED ONE、スマホ、DaVinci resolve…ツールもデジタルの恩恵をうけまくり、作った映像を露出する場所の選択肢も多岐にわたり個人で手軽に発信できるようになって。
今や映画館どころかレンタルビデオ屋が少なくなってきて。テレビの大型化とネットとの親和性の向上でNETFLIXやamazon primeの大量のコンテンツを大画面でお手軽に自宅で観れるようになった。オリジナルコンテンツやドラマからバラエティにアニメ、ドキュメンタリーに映画。
年末年始で映画借りようとTSUTAYAに行ったけど観たい作品、特に邦画はDVDばかり。amazon primeで検索するとHD品質であったりする。
VRやらARやら、どんどん新しくて面白いものが出てきてる。
ゲームではオープンワールドものが面白くて仕方ないし。これにVRみたいなもんが合わさった日には…
だからなに?ってことでもなく、今年を振り返ろうとしたらここ10年のことが頭をよぎってきて。
沢山の変化があったしこれからも沢山変化があるんだろう。
上善水の如し
柔らかく強く、自在にカタチを変えて自由に、低く流れて。
お金や時間に執着しすぎて、大切なことを忘れないように。この点今年はちょっと反省することが多かった。
自由でありたい。
今年も沢山の方にお世話になりました。ありがとうございました。
よいお年を。
リンクの動画は去年のおととい新宿で